電気通信設備:LANについて

電設:LANページのアイキャッチ画像、大阪は寝屋川、枚方、交野、高槻の電気工事屋、エエス電工1920x954。

エエス電工は、寝屋川、枚方、交野、高槻にあるご家庭の、LAN配線などを行います。

LANの種類

LANは「Local Area Network」の頭文字語です。同じ敷地内でパソコンや通信機器が相互通信できるネットワークのことを指しています。今は、インターネットと接続することが当たり前とされます。そのための配線をLAN配線といい、LAN配線は、大きく、有線LANと無線LANに分けられます。

有線LANは、無線に比較すると、より通信速度が速く、安定性があり、情報漏洩などのセキュリティ面が強いと言えますが、利用される場所の間に、物理的にLANケーブルの配線が必要となり、相応の工事などが求められます。対して、無線LANは、LANケーブル配線が不要であり、通信圏内であれば、どこでもインターネット接続が可能となりますが、比較的、通信速度が劣り、不安定であり、不正アクセスなどに対する不安を伴い、また、設定がいささか複雑です。あくまで、比較した場合の差異であり、今は、どちらも一般的に利用されています。

有線LANのLANケーブルは、最大通信速度、伝送帯域、有線通信規格(イーサネット)の違いで分類され、カテゴリ5、カテゴリ5e、カテゴリ6、カテゴリ6A、カテゴリ7…などの種類があります。数字がより大きくなり、アルファベットの付則がある方が、より早いか、帯域が広くなります。例えば、カテゴリ5eとカテゴリ6の最大通信速度は両方とも、1Gbpsですが、カテゴリ5eの伝送帯域が100MHzに対して、カテゴリ6は250MHzとなっており、速度は同じでも、いわば、道幅が広い分、カテゴリ6の方が、短時間に流れる情報量が多くなり、通信速度は、より早いと感じられます。

また、LANケーブルの芯線をシールド処理されたSTP(Shielded Twisted Pair)と、シールドされていないUTP(Unshielded Twisted Pair)に、構造上の違いで分類されます。シールドすることで、電気ノイズ耐性を強くし、より安定的な通信が期待されますが、一般家庭の利用では、UTPの利用で十分と考えられます。形状では、標準のものより細いもの、丸形ではなく平型フラットのものがあり、敷設箇所に応じて、LANケーブルを選択することができます。

さらに、LANケーブルの芯線が、一本の太い銅線の単線と、芯材が7本の細い銅線をよった、より線の違いがあり、ケーブルの長さが10m、または、20m以上になる配線の場合には、より安定的通信が期待できる単線の利用が求められます。ただし、単線は硬く、曲げにくいLANケーブルです。

一方、無線LANには、無線LAN規格の違いで分類されます。IO DATAさんの公開ウェブから引用します。

無線LAN規格通信速度(最大)周波数帯
(Wi-Fi 6)IEEE802.11ax9.6Gbps2.4GHz/5GHz帯
(Wi-Fi 5)IEEE802.11ac6.9Gbps5GHz帯
(Wi-Fi 4)IEEE802.11n300Mbps2.4G帯/5GHz帯
IEEE802.11a54Mbps5GHz帯
IEEE802.11g54Mbps2.4GHz帯
IEEE802.11b11Mbps2.4GHz帯
IO DATA 無線LAN規格の違い

使用する環境に合わせて、無線LAN規格、無線機器を選択することになります。無線機器を利用する場合は、配線工事は不要の場合がほとんどです。望む無線LAN機器を設置して、必要な設定をして使うことになります。

LANケーブルの写真、1920x1080。エエス電工は、大阪は、寝屋川、枚方、交野、高槻のご家庭のLANケーブルの配管、交換、設置を行います。

LAN配線工事

LAN配線工事というと、基本的に、有線LANのLANケーブルの配線、配管などの工事を指しています。建物に配管が設置されていて、空きがあれば、問題なくケーブル配線が可能と思われますが、配管などがないという場合、床や壁面などに最小限の加工、基礎工事を行って配線を行うことになります。より簡易に済ませる場合、あるいは、建物の構造上、壁の中に隠ぺい設置できない場合などには、モールなどを使って配線を行うことになります。

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