ガスレンジからIHコンロ(クッキングヒーター)へ交換

IHコンロを新設した写真_1920x1080 家庭電気設備

長らく使ってきたガスコンロをIHコンロに交換しようとお考えの方に、知っておいて頂きたいことを記します。

IHコンロのメリットとデメリット

まずは、IHコンロ(ヒーター)にするメリットとデメリットについて知って頂くことになります。既にガスコンロを使っておられるなら、ガスコンロについては、もう知っておられる訳ですが、まだ、IHコンロ(ヒーター)を使ったことがないという場合には、IHコンロ(ヒーター)にした場合の利点と難点について、その概要を知っておいて下さい。

IHコンロ(クッキングヒーター)のメリット

直火を使わないという安全性

すぐに想像できることが、直火を使わないという安全性です。火を使う時には、誰もが、火を意識して、気にかけていることは、ガスコンロをお使いの方なら誰でも理解していることです。火のそばに燃えやすいものを置かないことや、ガス火が煮こぼれで消えてガス漏れしないように見ているなど、火を使っている時は火元から離れないように注意していると思います。IHコンロ(ヒーター)を利用することで、より安全性が高くなります。

  • 消し忘れや立ち消えの心配がない(IHコンロ(ヒーター)の安全設定が必要)
  • 火災の発生リスクがとても低い
  • 不完全燃焼による一酸化炭素が発生しない
  • ガス漏れを気にする必要がない
  • 油はねが少なくなり、油が部屋中に散らなくなる(直火の上昇気流が発生しない)

ただ、危険性が全くないということではないということをデメリットの方に記します。

表面が平らで、より快適、より清潔

フラットな表面で、ガスコンロの五徳(やかんや鍋を載せる5本や6本の台座)がありません。掃除がとても楽ちんになります。掃除が簡単で手早く済ませられるということで、より清潔な環境になります。

プロパンガス利用よりは光熱費が安い

ガス会社も負けずに努力しているので、ある時点でのこととなりますが、ガスコンロのプロパンガス料金に比べると、IHコンロ(ヒーター)の電気代の方が安いと言われています。微妙な言い方になります、プロパンガスと記すように、都市ガスの場合は、必ずしもそうならないことがあるということですが、メリットのひとつとは言えるので、ここに記しておきます。

オール電化にすると、かなり安くなると漏れ聞きますが、これは、ガス・電気併用の場合とオール電化の場合のトータルの比較です。ガスを全く使わない、給湯器も電気給湯器エコキュートにした場合の比較になります。

IHコンロに交換する前のガスコンロの写真_1920x1080

IHコンロ(クッキングヒーター)のデメリット

コンロ(クッキングヒーター)本体価格が高い

事実として、まず記しておこうと思います。本体価格はガスコンロに比べて、ちょっとでなく、結構高くなります。ガスコンロからIHコンロ(ヒーター)に交換するとなると、本体価格だけでなく、分電盤や配線などにかかる費用も発生するので、そのトータルの費用とIHコンロ(ヒーター)の価値観との比較になります。

IH対応、IH専用の調理器具を使わなければならない

ガスコンロで使っていた調理器具で、IHコンロ(ヒーター)では利用できないものがあるかもしれません。
IHコンロ(ヒーター)とは、電磁誘導加熱(Induction Heating)のコンロという意味で、磁力によって調理器具自体を加熱させます。磁力を利用するという性質のため、調理器具は、磁石でくっつく素材、鉄やステンレス、ホーローなどの調理器具で、底が平らでIHコンロ(ヒーター)表面にぴったりとくっつく調理器具を使わなければなりません。底が丸い中華鍋や、ステンレスでも一部の器具はIHコンロ(ヒーター)利用に適さないことがあるので、IH対応、IH専用の調理器具を揃える必要があります。IHコンロ(ヒーター)表面に調理器具を密着させて加熱するので、フライパンを振り上げるような料理方法は適しません。

オールメタル対応IHコンロ(ヒーター)というものがあり、アルミや銅などの調理器具も使えるようですが、アルミなどの場合、加熱効率が低いため、その分消費電力が増えることになります。加熱効率は、鉄・ホーロー→ステンレス→多層鍋→アルミ・銅の順に弱くなると言われます。

IHコンロ(クッキングヒーター)は安全という思い込み

安全ということが第1のセールストークとなるIHコンロ(ヒーター)ですが、比較してのことであり、危険が全くないということではありません。必要以上に怖がる必要はありませんが、IHコンロ(ヒーター)の設定方法を良く知り、安全装置の動作確認を行い、使わない時にはパワーを切るという推奨される利用方法を守ることです。

IHコンロ(ヒーター)という機械が認識できる範囲があり、油が少なすぎると、「揚げ物モード」で安全装置が動作せず、電源が入れたままにされたため、油が煮えたぎるという事例があります。安全だからという思い込みによるものですが、取扱説明書に記された、揚げ物の油の量、動作モードなどを良く理解して利用して下さい。また、表面が平らなので、何でも置きたくなるのですが、金属や他の小型家電機器をおくことは避け、使い終わったら、必ず電源を切るというくせをつけることです。

付則:IHコンロ(クッキングヒーター)の電磁波

ガスコンロであれば電磁波を発生することはありませんが、IHコンロ(ヒーター)からは電磁波が発生します。なんてことを記すと、仰々しくなってしまいますが、「付則」とするように、問題はないとされていることですが、知っておいて良いことのひとつとして記します。

ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)により、電磁波の安全基準についてガイドラインが公表されており、IEC(国際電気標準会議)によって制定された、家電製品からの電磁波のガイドラインへの適合判定を行う測定方法、国際規格 IEC62233というものがあります。周波数などから、「100%基準」として、測定値が100%以下であればガイドラインに適合しているとする規格です。

これによると、IHコンロ(ヒーター)の電磁波は、充電器、マッサージ器などよりかなり低く、電子レンジに比べてもさらに低い測定値であることが報告されています。

以下、一般社団法人 日本電機工業会、「IHクッキングヒーター」からの引用です。

「IHクッキングヒーターの電磁波」をまとめますと・・・・・・

  • 電磁波は自然界にも存在する(太陽光線、地磁気、雷、静電気放電により発生等)ものであり、IHクッキングヒーターだけから生じるものではありません。
  • WHOによれば、電磁波による発ガン性の可能性につきましても、そのレベルは日常生活で摂取するコーヒーや漬物と同じ程度です。
  • また、IHクッキングヒーターでの調理時に生じる電磁波は、現在最も信頼のできる国際的な機構(ICNIRP)が制定したガイドライン値を大幅に下回っています。
  • IHクッキングヒーターは電磁調理器とも呼ばれているので、電磁波が多く出ているというイメージをお持ちかも知れませんが、これは誤った認識と言えるでしょう。
  • IHクッキングヒーターから生じる電磁波は、他の電化製品と同等レベルにあり、安心してお使いいただける製品です。

特に4節目、「IHクッキングヒーターは電磁調理器とも呼ばれているので、電磁波が多く出ているというイメージをお持ちかも知れません」という部分が、しばしば、お聞きする問いの答えになるはずです。

ガスコンロからIHコンロ(クッキングヒーター)への入れ替え(交換)

ガスコンロからIHコンロ(ヒーター)に換装する段取りを簡単に記すと、次のような流れになります。

ガスコンロからIHコンロ(ヒーター)への換装段取り
  • プロセス1
    IHコンロ(ヒーター)機種選定と業者決定

    入れ替えると決心した後、エエス電工などの業者に依頼して、現場調査をしてもらい、施工の相談、機種選定などを行い、見積もりを取り、OKであれば、発注となり、業者は指定機種、必要資材の発注など施工準備に取り掛かります。

  • プロセス2
    ガス閉栓とガスコンロ撤去

    エエス電工は、電気専門で、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)という、ガス機器の設置・施工の資格を持ちません。そのため、ガス閉栓とガスコンロ撤去は、それら有資格者のガス業者に依頼することになります。

  • プロセス3
    分電盤・配線処とIHコンロ(ヒーター)設置

    エエス電工は、電気通信工事業 電気工事業 管工事業:一般建設業許可を保有する会社であることからも安心はして頂けるはずです。必要に応じて、分電盤の交換、電圧切替工事、配線、IHコンロ(ヒーター)の設置工事を行います。

  • プロセス4
    施工完了・支払い・工事評価

    施工完了後、確認をして、不明な点などを質して頂き、問題なければ、振込でお支払い頂きます。合わせて、工事や技術者の評価をお願いします。

現地調査と機種選定:プロセス1

まずは、IHコンロ(ヒーター)について知って頂き、今のガスコンロをIHコンロ(ヒーター)に換えると決心することから始まります。もう少し正確にいうなら、決心は見積金額次第だとして、見積を得るために、エエス電工のような業者に現地調査と見積もり作成を依頼することから始まるというわけです。

業者が現場を拝見すれば、引き込み線、幹線やり替え、分電盤交換や増設などの付帯工事の必要有無、配線方法などを想定できます。それとともに、お好みのIHコンロ(ヒーター)の機種選定をして頂くことになります。業者から提案があるはずなので、その中から選択することになりますが、特に注目している具体的な機種があれば、指定して聞いてもらうことです。業者それぞれに独特の流通ルートを持ち、業者の仕入れ価格に差があるので、同じ機種でも値段の異なることはよくあることです。今は、エエス電工のように、現場調査・見積もり作成は無料とするところがほとんどです。最終的には、トータルでいくらなのかという比較になるでしょう。

業者間の見積もりの差については、それぞれ意味合いの違いを良く質してみることです。同じ機種で同じ工事内容なのに値段が異なる場合は、既述の通り、機種の仕入価格に差があることや、利幅の差などによるものです。インターネット環境の現在、どの業者も、とんでもない見積もりを提示するとは考えられないので、値段差は、会社の規模や業態などの差から生じるものと大らかに捉えて下さい。なかなか、初めて出会う人々や会社のことは理解しがたいものですが、会社の持つ許可や技術者の資格などが、手がかりの一端になるはずです。

ガスコンロ撤去とIHコンロ(クッキングヒーター)設置:プロセス2と3

エエス電工のように電気専門業者、つまり、ガス機器設置スペシャリスト(GSS)資格を持たない業者の場合、ガス閉栓とガスコンロ撤去をガス専門業者に依頼することになります。または、必要な電気工事士資格とガス機器設置スペシャリスト資格両方を持つ業者であれば、同じ業者がガス閉栓、ガスコンロ撤去、IHコンロ(ヒーター)設置を含めて行う場合もあります。トータルの見積金額に含まれているのか、別の見積金額になるのかの差でもあります。

ガス閉栓・ガスコンロ撤去工事と分電盤増設やIHコンロ(ヒーター)設置工事に時間差が大きいと、その間料理ができないということになるので、よくよく相談、打合せすることになります。ガス閉栓前に、分電盤と配線工事を済ませておき、ガスコンロ撤去直後に、IHコンロ(ヒーター)設置工事に取り掛かるという具合になることでしょう。

ガスコンロを撤去、ガス閉栓、電気配線が完了した写真、1920x1080。

不明な点は、その時、その場で質問、確認:全プロセス

不明なことがあれば、現場で質問、確認するということを、技術者は基本として捉えています。技術者は専門用語などを良く知っていますが、お聞きになれば、できる限り、普段の一般的な言葉で説明するはずです。依頼なさった方も、不明な点は、その時点、その場で質問して頂き、確認して頂くことをお勧めします。ご自身もそれで納得がいけば安心でしょうし、その場で分からないことは、調べてからということもありますが、対話することで、技術者も少しなりとも気心が通じ合うというものです。

技術者がキチンと工事を終えますので、問題はないはずです。何かあったらすぐに連絡して頂き、また、しばしなりとも現場でお話をお聞きすることになるやもしれません。ざっくばらんに尋ねてみて下さい。

施工業者選択のポイント

「資格、見積もり、実績」ということが、多くのウェブの記事に、施工業者選択ポイントとして記されています。とても基本的なことだと思います。一方、家電量販、リフォーム会社、工事専門業者などを比較するウェブ記事では、それぞれのメリットとデメリットを記事としていますが、工事専門業者に依頼するデメリットとして「悪質な業者もいる」と記しているものがあります。残念至極なことです。資本金が1億円の大企業が運営するサイトに、その多くが小規模である工事専門業者のデメリットとして、斯様な文言を公然と公開することに、最近、言われるようになった「偏向」という言葉を彷彿とせざるを得ません。そもそも、「悪質」とは何を指すのか?その本質は、他の大中規模の業態、業種にはあり得ないことなのか?明確にしてほしいと感じます。

それはともかく、その小規模電気「工事専門業者」のひとりであるエエス電工は、もう少し異なる角度からの、施工業者選択のポイントも紹介致したいと思います。

工事業者選択の視点

先にも上げた「資格、見積もり、実績」という基本的視点から紹介します。

資格所有という視点

多くのサイトにも「資格を持つこと」と、選択ポイントのひとつとして、意外に簡単に書いてあるのですが、どうやって確認するの?ということを記すサイトはないようです。簡単なことです。基本中の基本なので、気になるようでしたら、電話でも、現場調査の時でも、一番最初に、「必要な法的資格者が工事してくれるのですね」と、改まる必要はありませんので、フツーに一言尋ねれば良いことです。それで、いやな対応をしたり、何か言い逃れをしようとするなら、その業者は止めておけば良いのです。

ただ、いちいち聞くまでもなく、見積書や領収書は、当該業者名義で発行され、施工は相談や工事そのものやその他のことなど時間を要する活動であることから、施工内容や作業者が第三者からも明らかになります。敢えて、無資格者や無登録業者でありながら、言いよってくるということは、とても稀有なことと言えるでしょう。

工事します!という以上、その業者、施工技術者は、施工に必要な資格がどういうものか理解しているはずです。例えば、電気工事士資格を持たずに電気工事を行うと、電気工事士法(罰則)第十四条規定では、「三月以下の懲役又は三万円以下の罰金」処されことになること、また、登録電気工事業者でないものが電気工事業を行うと、電気工事業法(罰則)第三十六条の規定「一年以下の懲役若しくは十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科」される対象となること、具体的な罰金額や懲役期間を覚えていなくても、合法的活動なのかどうかは理解しています。

見積もりという視点

あるサイトには、選択ポイントのひとつとして「見積もりを出してくれること」と記されているのですが、思わず笑ってしまいます。とても、馴染みとなり、掛かりつけのような関係となって、かつ、数千円、1万円程度の金額の工事であれば、お客さんの方から、「見積もり要らんから、来てすぐやって!終わったら現金で払うし」というようなことも、確かにあります。しかしながら、初めて出会うお客さんであれば、数千円の工事料金であろうと、見積書を発行して提示するのが基本となります。

なぜなら、施工する側も、どこまでどうやるかを含む文書、つまり、見積書を用意しておいて、後になって、あれもこれもしてや!するはずじゃないんか!と言われないようにする必要があるからです。つまり、「見積もり要らんから…」と言われても、まず、必ず、見積もりを作成しますし、その文書で確認を取らさせて頂くことになるということです。

実績という視点

「実績のある業者」ということを、結構多くのサイトが記しています。やはり、簡単に書いてくれてるなと思ってしまいます。この文書を書く私が、何か自分では分からない分野のことで工事などを依頼する業者を選択しようとするとします、「実績」をどう判断するだろうか?と想像すると、思いつくのは、社歴、相当分野での活動期間、施工記録くらいなものですが、いずれも、当該業者のウェブが、メインのニュースソースになるでしょうし、依頼したことのある人物が傍にいるなら、もちろん、聞いてみることもあるでしょうが、それ以外となると、その業者の特別な「評価」がウェブに出ているかを調べる程度になると感じます。

一戸建て住宅を購入する時の業者選択、リフォームの業者選択、ある程度まとまったおカネを用意する必要がある時でも、業者の「実績」よりも、その時点での業者の対応、態度、完工時の様子や具合、そして、見積金額の方が、圧倒的に重要な選択ポイントになったのではないかとふり返ります。

「実績」もひとつの視点にはなりますが、それは、決定要素というより、あくまで、参考という意味合いでの理解になるように感じるのです。それ以上に、もっと大切になると思われる視点を次にあげます。

掛かりつけ工事業者という視点

全く分野の異なる世界の動きも、とても参考になるということで紹介します。

「かかりつけ」という言葉があります。「掛かりつけ医」や「掛かりつけの病院」など、どうも、良く世話になる、お医者先生か病院の場合に使われている言葉です。その独占的用語を揶揄ではなく、流用したのが、2016年ごろから言われ始めた「かかりつけ薬剤師」です。薬剤師が処方箋による医薬品の調製と指導、薬歴の管理に専念するだけではなく、在宅医療や一般用医薬品の適正使用などについても積極的に取り組むのがあるべき姿というビジョンを元に、「立地から機能へ」「対物から対人へ」そして「バラバラから1つへ」をキーワードに発生したコンセプトです。(『「かかりつけ」という表現を考える2つの視点』からの引用)

「具合が悪くなったから掛かる」人・組織と捉えると、「掛かりつけ」という言葉は、エエス電工のような工事業社にとても親和する言葉と感じます。例えば、ガスコンロをIHコンロに換えるという機会がきっかけで、分電盤の電圧切替工事と配線を行い、LAN配線の増設、そして、照明器具、防犯カメラの設置も、一度に全てではなく、その都度、声をかけて頂き、現場調査を繰り返すことで、現場の電気の状態などを明確に理解できるようになると共に、施工主ととても緊密な関係を作ることができたなどという場合、それを「掛かりつけ業者」と呼べるのではないかと想像するのです。

「掛かりつけ」になるかどうかは、お客さんの判断によるもので、「掛かりつけ」先が選べるわけではありません。電気や通信の問題や課題が生じる度に、どの業者が良いかを探すのは実に手間です。施工するかどうかは別として、電気のことに関しては総じて、まず相談できる業者として、『「立地から機能へ」「対物から対人へ」そして「バラバラから1つへ」をキーワード』にする関係作りができる業者なのか?そういう視点から、業者を観るということも、大切なポイントになると考えています。それは、工事業者の矜持につながるからです。

一般建設業許可について

一般建設業許可というのは、原材料を含んで、税込500万円以上の工事請負に必要とされる建設業許可です。国土交通省の建設業許可の要件から引用します。

許可の要件

建設業の許可を受けるためには、法第7条に規定する4つの「許可要件」を備えていること、及び同法8条に規定する「欠格要件」に該当しないことが必要です。なお、「許可要件」及び「欠格要件」については、以下のとおりです。

許可要件

1.建設業に係る経営業務の管理を適正に行うに足りる能力を有する者
(1)経営業務の管理責任者等の設置(建設業法施行規則第7条第1号)

  • 欠格要件に該当しないこと
  • 経営業務の管理責任者を有すること
  • 営業所ごとに置く専任技術者を有すること
  • 誠実性を有すること
  • 財産的基礎または金銭的信用を有すること

ー中略ー

(2)適正な社会保険への加入(建設業法施行規則第7条第2号)

ー中略ー

2.専任技術者
専任技術者の設置(建設業法第7条第2号、同法第15条第2号)

ー中略ー

3.誠実性(法第7条第3号)
請負契約の締結やその履行に際して不正又は不誠実な行為をするおそれが明らかである場合は、建設業を営むことができません。これは、許可の対象となる法人若しくは個人についてはもちろんのこと、建設業の営業取引において重要な地位にある役員等についても同様にです。

4.財産的基礎等(法第7条第4号、同法第15条第3号)

ー中略ー

欠格要件

欠格要件(建設業法第8条、同法第17条(準用))

許可申請書またはその添付書類中に虚偽の記載があった場合や重要な事実に関する記載が欠けている場合、また、許可申請者やその役員等若しくは令第3条に規定する使用人が次に掲げるものに1つでも該当する場合、許可は行われません。

ー以下略ー

一般の方は、あまりこのような許可要件などを見ることはないと思いますし、公開ウェブで、殊更に、この許可を、施工業者選択のポイントとして記すところはないようです。しかしながら、公的許可を得るための要件をご覧頂ければ、それは、決してたやすいものではないこと、ある大企業の記す「悪質な業者もいる」と分類される、工事業者の中にも、相応に苦労するところがあることを知って頂けるものと思います。

あるサイトの、ある言葉に、とても感情をゆさぶられ、ついつい、2日がかりの記事となってしまいました。あまりにも長過ぎる!とは思いながらも掲載するのですが、以上、読んで頂いた方に平伏してお礼申し上げます。まま、頑張っとるんだ!ということを記したかったのでございます。ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました